空本衆議(当時)は、原子力の専門家として、事故発生後の3月15日から原子力安全委員会を補完するための「官邸直轄の専門家助言チーム」を立ち上げ、恩師である近藤原子力委員長と小佐古内閣官房参与(東大教授)とともに緊急対策に取り組みました。
また空本が学生時代(東京大学)に開発した放射線モニタリング技術が、福島第一原発事故で実用化され、福島県内の河川・湖沼などの除染活動や汚染水対策に活用されています。
さらに、東芝時代にリーダーとして開発運用してきた原子炉内の小型水中点検ロボットが応用展開され、炉心溶融の2号機の内部検査にて投入されました。
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放射能汚染検査 (2011.4.17) |
除染作業 (2011.11.21) |
津波被害 |
平成23年3月15日夜、総理から「原子力災害の収束に向けて手伝ってほしい」と官邸(総理執務室)にて直接要請を受け、事故収束に向けて活動。具体的には、翌日、原子力の専門家として、影の対策本部である「専門家助言チーム(座長:空本衆議、メンバー:近藤原子力委員長、小佐古内閣官房参与 他)」を立ち上げ、機能不全にあった原子力安全委員会に代わって、官房副長官、総理補佐官や関連省庁への助言を行いました。特に、緊急的な案件については、総理執務室にて直接総理へ助言等も行いました。